2012正月 着物編 [日記]
恒例の新仕立物です。
年末に家で着る長着(付け下げ)なんか縫っていたので、正月に着る着物を仕立て始めるのが、すごく遅くなってしまって、2週間しかありませんでした。汗
今回は、西陣紬と書いてある、紬地を使いました。
用布です。胴裏(正絹)、八掛(正絹)、紬(正絹)、ってしつこいですね。
失礼しました。笑
桃色がかったグレー、少し濃いグレー、そして、濃いグレーとグラデーションになっていて、
柄あわせで、着物の印象がまったく変わる生地です。私は、ベースの薄いグレーを真ん中に持ってきて、肩先で、濃い色が来るようにしました。
着やせ効果ではありませんが。笑
背縫い、内揚げ、脇縫い、衽付けまでしました。
裏身頃です。白い胴裏に八掛をついであります。
こちらも衽付けまで済んでいます。ちなみに八掛は、海老茶のような、
ゆかしい色合いです。肩山で、内揚げがしてあります。
背縫いの中綴じをしています。
裏身頃の背中は力がかかるのと、縫い糸が胴裏と、八掛で変わるので、
斜めに交差して、縫い消してあります。
裾あわせ、中綴じ、衿下縫い、衿付けまでしました。袷なので、衿は一度、広衿に仕立てます。
裾には、いつも通り、裾芯ではなく、綿を入れました。
袖をつけて完成です! 衿は、自分の好みで、背中心で5.6cm、前みごろで、6~6.5cmに少し広くして、絎けていきます。衿幅を6cmに統一すると、クラッシックな、たっぷりした気姿になりますが、
自分の場合は、僧坊筋で、衿肩周りが持ち上がってくるので、首が詰まって気持ち悪いので、ほんの少しだけ粋に細くしました。笑 その代わり、襦袢の衿と、同じ位になるので、掛け衿がなんとなく、後ろから見えて、古い着物の着姿になります。逆に前打ち合わせは、少し標準より広くなっています。
着用例です。
さすがに新品の紬なので、硬いですね。
羽織は、紋織朱子です。結構重めです。笑
(羽織もずっと前に縫いました。汗)
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こんにちは。2週間で出来上がるのは速いですね。外で見るとより明るい色に見えますね。帽子もよく似合っていらっしゃいます。
by whitered (2012-01-12 14:17)
ある程度重さは仕方ないですね?
落ち着いた感じのあわせもいいですし
冬でも明るめにすると若く見えるかも
by nano (2012-01-12 15:17)
なかなか素敵な色合いですね♪
粋な感じです(^_-)
by Akira (2012-01-12 22:17)
whitered さん。
まいどです!コメントありがとうございます!
昨年の大晦日は9時30分まで縫っていました。笑
今回は、かなり必死でした。
紬で生地が硬く、扱いやすかったので、柔らかい物よりは早かったと思います。
あと、こういうときほど、落ち着いて丁寧にを心がけて、しつけを一々しっかりしました。
仕上がりがきれいになるし、結局は早くできるんですよね。
でも、こんなに焦って縫い物をするのは、疲れるので、もうやめます。笑
by koji (2012-01-14 15:31)
nano さん。
まいどです!コメントありがとうございます!~
そうですね。冬物なので、裏もあるし、ある程度、重いほうが、
着たときに、ピラピラしないで、いいと思います。
私の着物、外にきて出られるものは、明るい色が多いと思います。
逆に羽織は暗いものが好きです。
若く見える・・・・ほんとうに。
おっしゃるとおりで、ございます。汗
by koji (2012-01-14 15:35)
Akira さん。
コメントありがとうございます!
そうですか?うれしいです。(#^.^#)
紬のグレーは、絹の光沢が出やすいので、どちらかというと、
酸化銀のような底光するいろあいです。
もともと、絹自体に光沢があるので、特に、硬い紬はそれを感じます。
本当の手紡ぎの紬は、またちがうんだと思いますが。。。
黒い羽織に少しだけ、色気を追加しておきました。笑
by koji (2012-01-14 15:39)