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虹の向こう側 ハイデルベルグ その33 [ドイツ]

もう、ずっと前のことになってしまって、ドイツの話、なんだか、分からないことになっていますが。笑

続きです。

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宿舎の近くに、植物園がありました。

植物園は、私にとって、世の中で一番好きな場所の一つです。

もともと大学の植物研究のための施設でしたが、現在は、一般に開放されています。

野外部分は、枡に区切った伝統的な薬草園から、大きなオーク、ニレなどが植わった植相園まで、大変居心地の良い、植物園です。

小さい池が、ところどころに配置してあって、ビオトープのように、小動物がすんでいます。

ある日、研究建物の温室にもはいれることが分かったので、見学させてもらいました。

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ああ!温室の匂いがします。

床は土がそのまま露出しているのですが、長年人が通ったせいか、日本の古い家の土間のように硬く踏み固められていますが、清潔に掃き清められています。

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いいですよね。見学している方々も、誰も話をすることもなく、しんとした植物の間を、

珍しい植物を見て、思索的な顔をしていました。

それから、この温室には、野生化した、緑色のオウムがすんでいて、時々、大きな声で鳴いたり、バサバサと、飛んだりして、静寂を破ります。

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東山動植物園で、見慣れた多肉植物が、ここにもあって、懐かしい友人に再開したような気持になります。

植物園は、やはりいいですね。

もともと試験場のような場所だったので、珍しい植物の栽培もいまだに、研究されていて、そういった温室を小窓から眺めるのも楽しいです。

野外部分の小道には、やはり思索にふける人たちがひっそりと、ベンチに座って本を読んだり、夕方になると出てくるウサギを眺めたりして、旧市街のにぎやかさとは全く違った、雰囲気です。

私は、この植物園に、ほとんど毎日通っていました。夏は日が長く、夜9時半ごろにようやく夕焼けがやってくるので、ご飯を食べた後に、日が暮れるまで、外で本を読んで過ごしました。

 

 


2013-03-01 14:47  nice!(10)  コメント(4)  トラックバック(0) 
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コメント 4

nano

似たような感じの植物があっても
気候や風土も日本との違ってて
珍しいものも見つかりそうですね
by nano (2013-03-01 16:18) 

Akira

植物園って良いですよね~
しばらく行ってないけれど、なんか落ち着きますね♪
by Akira (2013-03-05 00:01) 

koji

nano さん。
まいどです!コメントありがとうございます!
そうなんですよね。温室の中は、いろいろな国から集められた珍しい植物が多かったのですが、
野外の植栽はドイツらしい大きな気があったりして、とてもよかったです。
(*´▽`*)
by koji (2013-03-06 12:23) 

koji

Akira さん。
まいどです。コメントありがとうございます(^^)v
はい。植物園はいいです。とってもいいです。
私も、日本に帰ってきてからほとんど行っていませんが、
シダのにおいとかなんだか、落ち着きますよね。
by koji (2013-03-06 12:25) 

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