空高く清澄なり 奈良 その2 [日記]
法隆寺は、宝物館というか、大宝蔵院という建物があります。
その建物へ向かう途中に綱封倉というかわった倉があります。これが、国宝様です。
さて、大宝蔵院ですが、有名な玉虫厨子があります。もちろん国宝様です。
(ウィキペディアから参照)
タマムシの羽で装飾された変わった仏様を安置する厨子です。
画像は、日本美術史関係者にはおなじみの「捨身飼虎図」です。釈迦様が、己の体を飢えた虎の親子に差し出す場面です。汗
2007年に拝見した時には、装飾金具と、厨子の本体の間に挟まれた、玉虫の羽が見つけられましたが、今回は、一所懸命探しましたが、見つけられませんでした。
有機物なので脱落してしまったのでしょうか・・・
復元された部分が展示してありましたが、虫の羽はやはり変わった装飾だと思います。
「木造観音菩薩立像(百済観音)」ウイキペディアより参照。
通称、百済観音です。国宝様です。
実はこの観音像の展示室は、側面からも見られるようになっていて、
写真で見られる、腕から垂れた領巾のカーブかとても美しく見られます。
また、左手と水瓶は、左手のひらをすこし外側に見せてつまんだように持っています、優美で上品な表現になっていました。
目で見ると、本当に独特な仏像だと思います。存在感がすごくあります。
その後、夢殿を見学しました。
国宝様ですが、なとなく、新しい感じがしてしまいました。汗
奥に舎利殿絵殿が見えています。重要文化財です。夢殿をぐるりと取り囲んでいる回廊を、試作にふけりながらぐるぐる歩くのは、ちょっとできませんでした。
というのも、後ろから修学旅行の学生の団体が!さっさと退散します。
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どれも見てみたいものばかり…
ゆっくり見たいけれど、修学旅行の団体様が近くにいると、ちょっと…ですねぇ^^;
by Akira (2013-10-03 22:23)
Akiraさん。
まいどです!コメントありがとうございます~
特に上の2点、はご覧になったほうがいいと思います。
普通の古美術ではないです。時の重さというのもあるけれど、”日本的な感覚”というのがまだあいまいだった時の、人々が試行錯誤していた頑張っている感じが感じられます。
修学旅行生は、年間通してずっといるんでしょうかねえ・・・自分もかつては修学旅行生だったので、そんなに悪しざまにはいえませんが(汗)、ゆっくり静かに見たい時には、「あら~いあわせちゃった」と思いますね。笑
by koji (2013-10-04 09:03)