大徳寺 曝涼 2014 [日記]
さらに、大徳寺の「曝涼」にも行ってきました。
もう、大風が、九州に上陸しているので、これは、中止になるかな・・・と思っていましたが、無事敢行されました。
仏殿(Wikipediaより)
ここも、個人蔵(というか、法人蔵)のモノばかりなので、画像はありません。
有名ところの中世肖像画、長谷川等伯、牧谿など、、素晴らしい掛軸が「曝涼」の名のもとにずらずら~と長押にぶら下げられています 。汗
「曝涼」とは虫干しのことです。
方丈に入って、右手の部屋に、箱が置いてあります。由来や、どの壁に飾るものかなど、興味深い眺めです。
そして、最近、樟脳の匂いを知ったのですが、樟脳の匂いがさわやかにしていました。
ナフタリンと、樟脳は全然違う匂いです。今度から、着物には、樟脳を使おうと思います。笑
牧谿筆 観音猿鶴図 (Wikipediaより)
子供をだっこしている猿の表情が厳しいです。
台風の影響で、風が強かったので、室内にまで、風が入ってきて、長押にぶら下げられた掛軸をおおきくひるがえします。汗
重要文化財の掛け軸の下の軸が隣の軸にぶつかって、
から~ん、から~んという、乾いた音をさせていました。
こんな重要文化財なのに、なんとものどかな眺めです。汗
実は、これらの掛け軸は狩野探幽の描いた襖絵(瀟湘八景のような題材)の前にぶら下げられています。汗
すごいですね~この日に訪れた観客には、全然気にしていない人もたくさんいました。汗 私は探幽の襖絵も、普通に建具としておいてあると、なかなか新鮮な眺めだなあと思いました。
十分、貴重な文物も堪能しましたので、今宮神社の方へ、向かい参拝します。
そのあとで、因縁の対決、あぶり餅屋を食べ比べします。
南方、かざりやさん。ずいぶん繁盛していて、お茶はすぐ出てきますが、餅はなかなか出てきません。汗
餅が来たころにはすっかり冷えていました。みそは甘めです。
北方、一和(一文字屋)さん。老舗なだけあって、外側がしっかり焼けていて、焼きもちの香りです。
餅は小さめです。みそは、さっぱりしています。香ばしさを前面に出した仕上がりでした。こちらは座ってすぐに出てきました。アツアツです。
千数年の 老舗は、さすがです。24代目のおかみさんに、この前来た時は23代目がお元気に「創業1000年ほどです。」とっていらっしゃったと、伝えると、「思い出してくださってありがとうございます。いい供養になります。今ではおかげさまで、千年とちょっとになりました。」とにこやかにおっしゃられたのが印象的でした。
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掛軸、間近で観れるんですね。
ちょっとびっくりだけれど^^;
あぶり餅、美味しそうですね~
食べ比べるのは良いかも♪
by Akira (2014-10-24 18:56)
Akira さん。
まいどです!コメントありがとうございます!
そうなんですよ。まさにまじかに見られるんですよ。
ガラス越しではないので、顔料の乗り方とかとてもよく見えます。
あぶり餅どちらもおいしかったですよ!
(^^)v
by koji (2014-10-29 10:22)