係邊度 香港 その16 [香港]
香港土産、その2
八宝茶です。
蓋碗は、前に日本で購入したものです。
こんな感じのパッケージに入っていました。
ユリの花、菊の花、棗、クコの実、蓮の実などが入っています。氷砂糖が入っているので、どちらかというと、ハーブティーのような感じですね。
独特な漢方の匂いも当然ありますが、なんとなく滋味がありそうです。
続いて、今回のお目当ての蓋碗です。
赤龍と彩雲の模様です。粉彩という技法です。
蓋には赤い蝙蝠が描かれています。本体もろくろ成形で、手彩色です。
劉さんの檀那さんが、景徳鎮で焼き物の工房を経営しているということで、工場直送でした。
景徳鎮なので、透けるように薄いです。ペンライトで、透ける感じを見せてくれました。
続いて、青花の竹です。手書きなので、ろくろの指の目に沿って、竹の葉が微妙に波打っています。
清楚な感じで、薄い白磁によく合います。
続いて、同じく青花の竹。こちらは後ろ向きの雀(ひよこかもしれないです)が二羽描かれています。
愛嬌があって、なかなかいいと思います。
青花絵付けは、そんなに高価なものではありませんが、筆の勢いや、職人の癖などがいろいろ見られて面白いです。
実際の使い方です。
お茶がいいと、葉の形にもどるので、それを眺めるのも美しいですね。
入っているのは台湾の高山烏龍茶です。発行度合いの低いものなので、茶葉だけでも、花の香りがします。
蓋碗はこのように茶碗に直接茶葉を入れて抽出します。飲むときは、蓋をずらして、茶葉が口に入らないようにして飲みます。工夫茶のやり方では、これを急須代わりにする方法もあるそうです。
個人的には、皿を持って、蓋で茶葉を自分の向こうに押しやるときに、陶器が立てるかすかな音や、蓋をあけたときの驚くほど、濃厚な香りなど、本当に大陸は日本と違う文化の発展をしているのだなあと思います。
どちらがいいとかではなくて、違っているからこそ、面白いですね!
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素敵な蓋碗たちですね~
そんなに薄いんですね!
こういうのでお茶をいただくのは、趣があってよいですね♪
by Akira (2015-02-27 23:30)
Akira さん。
まいどです!コメントありがとうございます!!
はい。薄いので直接持つと熱いのです。
だから、皿を持って、蓋でお椀をおさえながら、お茶をいただきます。
自分たちから見ると、変わっていますよね。
でも、面白いですね!
by koji (2015-03-02 07:32)