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ザオシャンハオ!北京 その52 [北京]

それでは、明十三陵のうち、定陵の地下宮殿へ向かいます~

定陵は、第十四代、万歴帝の陵です。

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写真の穴は、文化大革命のときに適当に掘った穴の跡です。笑

毛小姐は、記念に残したといっていました。笑

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それでは、陵の西側に開けられた穴から地下に降りていきます~

ちなみに定陵の正面は南東を向いています。

地下9階まで階段で一気に降ります~

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この怪しげな穴・・・・インディージョーンズに出てきそうですが、金井です。

別にお金とは関係がないのだけれど、観光客が穴に向けて銭を投げて入ったら、うれしい・・という物です。

本当の意味は、この下に棺床があって、死後皇帝が神様と話しをするための穴、だそうです。

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さらに階段を下りて、棺おけのある部屋に入ります。赤くて大きいのがお后さまの棺おけです。

横の箱は副葬品の箱です。

でも、レプリカです。実物は木製なので腐っていたそうです。

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棺おけのある部屋の前にある中殿です。白玉石の玉座と2対の花瓶大きな瓶などがセットで、3つおかれています。一番奥が皇帝のセット。写真は后のセットです。なので、玉座とは言わないかもしれないですね。

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手前の大きな瓶には、ごま油が入れられていました。地下は暗いので明かりをともすための油で、陵を発掘したときにはまだ、半分以上、油が残っていたそうです。

陵の蓋をした後に、酸素がなくなって自然に消えてしまったようです。

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というわけで、地下宮殿の正面の入り口へ来ました。ちょっと変わった石組みのアーチですね。

地下宮殿はかまぼこ型の天上を持つアーチ構造なのですが、ここだけが、こんな感じになっています。

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というわけで、再び階段をひたすら昇って、地上へ脱出!

ああ~日がまぶしい・・・

ちなみに、発掘された万歴帝の遺骸は、文化大革命のときに愚帝!人民の敵!ということで、ガソリンをかけて燃やしてしまったそうです・・・・

こういう行為をプロパガンダと呼ぶのだとおもいます。

別に人の国のことだからとやかく言わないけど、保存展示という手もあったのに・・・

と、ひどいことを考えてしまいました。(^o^)丿


2009-04-24 11:25  nice!(19)  コメント(6)  トラックバック(0) 
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コメント 6

nano

地下宮殿ですか~面白いですね
迷宮を想像してしまいますがw
by nano (2009-04-24 13:34) 

Akira

そんなに地下深くまで…
そうとうな労力と資金だろうなぁ~
なんて別の方向にいっちゃいます(笑)
by Akira (2009-04-25 00:32) 

tanaka-ma3

文化大革命で失ったものがたくさんあるでしょうね。
by tanaka-ma3 (2009-04-25 13:37) 

koji

nano さん。
まいどです!コメントありがとうございます!
宮殿というえば、宮殿ですが、いわゆる墓所です。
陵のかなり深いところにあるので、迷宮的な圧迫感は確かにありました。汗
by koji (2009-04-27 13:48) 

koji

Akira さん。
まいどです。コメントありがとうございます!(^o^)丿
そうですね!金に糸目はつけない感じでした。
おかげで、民衆には愚帝と呼ばれ、後の世には、
ガソリンで遺体を焼却されるしまつ・・・
自分が死んだ後なんて、俺は気にしないですけどね~笑
by koji (2009-04-27 13:51) 

koji

tanaka-ma3 さん。
まいどです!コメントありがとうございます。
汗。そのようですね・・・汗
長い時間を越えてここに存在する物にはそれなりに意味があると思うので、
過去をすべて否定して、廃棄してしまうという”前向き”さには、少し疑問を感じますね。汗
by koji (2009-04-27 13:52) 

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