出雲 幸参り その4 [日記]
さてさて、それでは、お祭も滞りなく、行われましたので、ゆっくりと、境内を散策したいと思います。
今回の出雲参りの、一番重要な部分がすみましたので、あとは、のんびりします。笑
本殿の東側にある、東十九社です。神在祭の最中なので、すべての扉がひらいています。
世界中からおいでになった八百万の神様が、御宿りになってなっているそうです。
普段は、扉は閉じられていいるそうです。
その東十九社から、本殿を眺めています。
鰹木が、3本。千木は、外削ぎで、男神の神殿であることを表しています。
また、入り口は、妻側にある妻入りです。
今年、遷宮したお伊勢さんは、内宮は鰹木10本、千木は内削ぎで、平入という、棟木に平行に扉が設けられています。
また、出雲大社本では9本の柱(と、2本の宇豆柱)で、お社を支えています。
まあ、柱の話は、神明造りと、大社造りはいろいろありますが、この辺で。
もう少し見やすいように、後ろへ回りました。
素鵞社があるあたりから、眺めています。
ちなみに、 素鵞社は本殿北側の真後ろ、中心より西寄りに鎮座しています。スサノオノミコトが祀られているそうです。
ヤマタノオロチ伝説で、有名ですね。
ところで、今年の私の年賀状の絵柄、覚えていらしゃいますでしょうか?
http://ohuchigi.blog.so-net.ne.jp/2013-01-04
本当に、不思議な縁ですね。汗
こちらも、参拝させていただきました。(写真は、ネットで探してください。汗)
彰古館です。本殿の北西にあります。恵比寿様、大黒様 の像や、出雲大社の資料が展示してあります。
出雲大社の模型です。
階が、建物の妻の中央ではなく、向かって、右側に寄っているのがわかります。
変わった造りをしてるんですね…
階が妻の中央でなく右側に寄ってるのは、意味があるんでしょうか?
by Akira (2013-12-03 21:15)
Akira さん。
まいどです!コメントありがとうございます。(^◇^)
出雲大社本殿は田の字に9本、柱が配置してあって、中央前と後ろには、宇豆柱という柱があります。というわけで、右か、左によることになるのですが、オオクニヌシノミコトは、田の字でいうと、右上の区分のにいらっしゃいます。田の字の、右側の横線にあたる部分は壁になっていて、入り口を入ると、まず左に進み、それから、右(北)へ進み、さらに右(東)を向いて、西面しているオオクニヌシノミコトに、礼拝するという形です。それで、宇豆柱の左手に入り口を付けてしまうと、御座所が丸見えになってしまうので、右側につけられているのだと思います。
かつて、出雲大社は、本殿に殿上して、千家国造氏や、神官たちが、神様に奉仕するという形式をとっていたので(今もかもしれませんが)、建物は大きいですし、人間が入っても儀式が外から見えないようになっています。
ちなみに田の字の中央にあたる部分に、「心の御柱」と呼ばれる柱がありますが、この柱が、重要で、過去のの祭祀では、この柱の近くに童形神像を祀ったりしていたそうです。
じつは、伊勢神宮にも、「心の御柱」は、ありますが、とても神聖視されているので、外側からは、絶対に見られないように設置してあるそうです。 今はされていませんが、伊勢では女童(めのわらわ)が、内宮の心御柱に奉仕する、祀りがあったそうです。
by koji (2013-12-04 11:20)