西へ東へ 東京編 その7 [西へ東へ]
まだ、国立博物館です。汗
長いですね・・・
だって、なにが気になるって、着物が・・・小袖が・・・笑
昔、KM市の図書館で、昔の着物の修復に関する本を読んだことがあって、
そのときに掲載されていた、小袖とか、結構、展示していあるんですよね。
上の写真は、18世紀の小袖、「染分沙綾地雪輪山吹模様」です。
綸子、沙綾地以前の小袖は、
練貫という経糸に生糸、緯糸に練り糸を使った織物で、生糸はセリシンが硬くて折れやすいので、
修復も大変だったのを思い出しました。笑
でも、平らにして、展示しても面白くないので、衣紋掛けにかけるのですが、
袖山、肩山は、布が折れて、生地がきれやすいのに、布の重さでさらに、負担がかかるので、
本当は、きびしい展示法だと書いてありました。
同時代の小袖着用例。笑
松野親信作、「遊女立姿図」です。
お気づきのように、この時代の女物の小袖は、袖の振りがありません。
こちらは、19世紀の振袖です。
歌舞伎の衣装だったような・・・裏地の”紅絹もみ”が薄くて・・・・
はかない感じです。笑
円山応挙作。「郭子儀携小童図」
応挙先生の作品と言うことよりも、この郭子儀の着ている袍が、
闕腋(けってき)になっているので、武官だと言うことが分かりますね。
っていうか、そんなこと、誰も気にしていませんね。笑
それに、官服ではないかもしれないし・・・
というわけで、本館には、
こんなお宝(色絵翡翠図平鉢 17世紀)とか、
広目天立像(9世紀)とか、
こんなすごい、「四季草花小禽図屏風 16世紀」
とかがあったりするのですが、
やっぱり、気になるのは、着物・・・・
だったりするんですよね~笑
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小袖と言えば・・・・
母の手は見えましたか?(。・w・。 ) ププッ
by nano (2010-04-21 15:33)
おはようございます。東博は、近世の染織美術品をたくさん持っていますね。地方の染織展などにも、必ず東博からの出品がありますね。こういった美術品は、現代でもお手本になっているのでしょうね。
by whitered (2010-04-22 08:11)
綺麗ですよね~
そっか、衣紋掛にかけると傷みますよね…
なかなか保存と展示と考えると難しい…
by Akira (2010-04-22 22:51)
nano さん。
まいどです!コメントありがとうございます~!
ムムム!
「小袖 母の手」ググってみましたが、
分かりませんでした。汗
教えてください~(>_<)
by koji (2010-04-23 11:53)
whitered さん。
まいどです!コメントありがとうございます~!
「地方の染織展」にも、やはり、貸し出されていあるんですね・・・
どうも見たことがあるものだという、着物があって。(^^ゞ
こういった、古い小袖は、植物由来の天然染色のものがおおいだろうから、
よくぞ、いままで、残ってくれた!という気がします。
逆に考えると、そんなに人に着られなかった着物なのかな・・・
とも、思ってしまいます。
美術品としてみたときには、その美しさは、半端ではありませんね!
by koji (2010-04-23 11:59)
Akira さん。
まいどです。コメントありがとうございます!
本当に。
保存と言う点からは、一点一点それ専用の箱を作るのが理想だと書いてありました。
そういう時は、予算を組んで、当時の技法で再現した物を展示。実物は、平らに置いて展示する・・・って言うのを推奨していましたが、
それも、なかなか難しいですよね。汗
by koji (2010-04-23 12:05)
元々は「小袖の手」と言う妖怪ですが
諸説ある中で、娘の嫁入りを見れずに
亡くなった母が、着付けを手伝うと言う
少し切ない話もあります
by nano (2010-04-23 14:48)
nano さん。
まいどです!コメントありがとうございます!
「小袖の手」で、ウィキを見てみました!
なるほど・・・こういう話だったのですね。
こわいな~
でも、お母さんが娘のために・・・って言うのは、
切ない話です・・・
by koji (2010-04-24 10:43)