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西へ東へ 東京編 その7 [西へ東へ]

まだ、国立博物館です。汗

長いですね・・・

tokyo35.jpg

だって、なにが気になるって、着物が・・・小袖が・・・笑

昔、KM市の図書館で、昔の着物の修復に関する本を読んだことがあって、

そのときに掲載されていた、小袖とか、結構、展示していあるんですよね。

上の写真は、18世紀の小袖、「染分沙綾地雪輪山吹模様」です。

綸子、沙綾地以前の小袖は、

練貫という経糸に生糸、緯糸に練り糸を使った織物で、生糸はセリシンが硬くて折れやすいので、

修復も大変だったのを思い出しました。笑

でも、平らにして、展示しても面白くないので、衣紋掛けにかけるのですが、

袖山、肩山は、布が折れて、生地がきれやすいのに、布の重さでさらに、負担がかかるので、

本当は、きびしい展示法だと書いてありました。

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同時代の小袖着用例。笑

松野親信作、「遊女立姿図」です。

お気づきのように、この時代の女物の小袖は、袖の振りがありません。

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こちらは、19世紀の振袖です。

歌舞伎の衣装だったような・・・裏地の”紅絹もみ”が薄くて・・・・

はかない感じです。笑

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円山応挙作。「郭子儀携小童図」

応挙先生の作品と言うことよりも、この郭子儀の着ている袍が、

闕腋(けってき)になっているので、武官だと言うことが分かりますね。

っていうか、そんなこと、誰も気にしていませんね。笑

それに、官服ではないかもしれないし・・・

というわけで、本館には、

tokyo39.jpg

こんなお宝(色絵翡翠図平鉢 17世紀)とか、

tokyo38.jpg

広目天立像(9世紀)とか、

tokyo33.jpg

こんなすごい、「四季草花小禽図屏風 16世紀」

とかがあったりするのですが、

やっぱり、気になるのは、着物・・・・

だったりするんですよね~笑


2010-04-21 11:44  nice!(24)  コメント(8)  トラックバック(0) 
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コメント 8

nano

小袖と言えば・・・・
母の手は見えましたか?(。・w・。 ) ププッ
by nano (2010-04-21 15:33) 

whitered

おはようございます。東博は、近世の染織美術品をたくさん持っていますね。地方の染織展などにも、必ず東博からの出品がありますね。こういった美術品は、現代でもお手本になっているのでしょうね。
by whitered (2010-04-22 08:11) 

Akira

綺麗ですよね~
そっか、衣紋掛にかけると傷みますよね…
なかなか保存と展示と考えると難しい…
by Akira (2010-04-22 22:51) 

koji

nano さん。
まいどです!コメントありがとうございます~!
ムムム!
「小袖 母の手」ググってみましたが、
分かりませんでした。汗
教えてください~(>_<)
by koji (2010-04-23 11:53) 

koji

whitered さん。
まいどです!コメントありがとうございます~!
「地方の染織展」にも、やはり、貸し出されていあるんですね・・・
どうも見たことがあるものだという、着物があって。(^^ゞ
こういった、古い小袖は、植物由来の天然染色のものがおおいだろうから、
よくぞ、いままで、残ってくれた!という気がします。
逆に考えると、そんなに人に着られなかった着物なのかな・・・
とも、思ってしまいます。
美術品としてみたときには、その美しさは、半端ではありませんね!
by koji (2010-04-23 11:59) 

koji

Akira さん。
まいどです。コメントありがとうございます!
本当に。
保存と言う点からは、一点一点それ専用の箱を作るのが理想だと書いてありました。
そういう時は、予算を組んで、当時の技法で再現した物を展示。実物は、平らに置いて展示する・・・って言うのを推奨していましたが、
それも、なかなか難しいですよね。汗
by koji (2010-04-23 12:05) 

nano

元々は「小袖の手」と言う妖怪ですが
諸説ある中で、娘の嫁入りを見れずに
亡くなった母が、着付けを手伝うと言う
少し切ない話もあります
by nano (2010-04-23 14:48) 

koji

nano さん。
まいどです!コメントありがとうございます!
「小袖の手」で、ウィキを見てみました!
なるほど・・・こういう話だったのですね。
こわいな~
でも、お母さんが娘のために・・・って言うのは、
切ない話です・・・
by koji (2010-04-24 10:43) 

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