西へ東へ 大阪編 その25 [西へ東へ]
東京の数週間後に、大阪へ行きました。
名古屋からは、大阪の方が近いので、幾分気楽に。笑
今回は、年一回公開されると言う、「泉布観」へ、一番初めに行きます~
ここです。
地下鉄の南森町駅から、ちょっと歩きます~(ちょっと?)
普通の古い洋館の様に見えますが、実はなかなか由緒のある建物です。
1871年(明治4年)に大阪造幣局の応接所として建てられ、翌年には明治天皇も行幸しています。
「泉布」は貨幣の意味で、「観」は館を意味しています。
入館は、スリッパの数だけ、という合理的なもので、おそらく、30人ぐらいがいっぺんに入館可能。それ以上はスリッパが戻ってくるのを待つ・・・という感じでした。
内部に入る前に、写真撮影可能か聞いたところ、どんどん撮ってください。といわれました。笑
玄関入って左手の南室です。大き目のホールのようになっていて、部屋の2/3のあたりに、白い円柱が立っています。
よく見ると、カーテンがぼろぼろですが、創建当時のオリジナルを、昭和35年に修復した物だそうです!
すごい!
それで、その円柱なのですが、人の腰の辺りに、金具の輪ッかがついていました。
私の想像ですが、
ここで、天上から大きなカーテンで、奥の1/3と仕切り、明治天皇が謁見するときに、謁見の間にしたんじゃないのでしょうか。
で、この柱の輪っかで、カーテンを縛っていたのではないかと。
円柱上部にはカーテンレールと思しき、金属の棒もあるし・・・
似たような部屋の図を、聖徳記念絵画館でみたので、そうじゃないかと思います。
こんな感じ。
そして、部屋の壁紙。
妙にきれいなので、学芸員の方に聞きました。
そうしたら、「オリジナルは、シミなどの痛みが激しかったので、
昭和35年の大改修のときにオリジナルを元に新たに製作したものです。」
雲母刷りのストライプに大振りの蘭の模様が、優雅です。
手書きっぽく見えますが、版画だと思います。唐紙と同じ手法だと思われます。
なにより、この部屋の窓にぶら下がっているカーテンがすごいですね。
みすぼらしくなくて、かえって、古くても威厳を持っている感じです。
もう少し、ゆっくり泉布観を見ていきます~(^o^)丿
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壁紙もすごいですが、カーテンが重たそう・・・いえいえ、重厚なかんじですね。
やっぱり分厚い?
普通の家だと、まめにお掃除しないとカビ生えそうだわ・・・。
(はっ またも空気を乱して・・・ごめんあそばせ)
by もももんがが (2010-06-22 14:14)
昭和35年に修復ってのも凄いですねヾ(´▽`;)ゝ
by nano (2010-06-22 16:26)
素敵な壁紙ですね~
カーテンのつり方とか、こんな感じなんでしょうね~w
by Akira (2010-06-22 22:19)
ちょっとってどれくらいだったんでしょう??気になります…
どんどん撮ってくださいっていいですね~♪
改修からかなり月日が経っていますが、その分とても雰囲気が良いですね。
by h-yngwa (2010-06-23 23:22)
もももんがが さん。
まいどです!コメントありがとうございます~!
空気を乱してなんて、ないですよ!(^o^)丿
いつも、楽しいコメントありがとうございますね~
カーテンは、結構古いものなので重そうですよね。
縦糸が、重力で切れて、横に裂けているし。
でも、これも、またそのまま、裏打ちをして、修復するのだと思います。
カビ・・・は、問題だと思いますよ。
普段は公開されていないので、閉め切っているから、余計に・・・
古い建物なので、自然換気もされていると思われますが・・・w
by koji (2010-06-24 10:52)
nano さん。
まいどです!コメントありがとうございます!
昭和35年・・・ですね。
そうとう、外壁とかも、がたがきていました。
入り口に、修復募金箱が置いてありましたが、大阪だから・・・むにゃむにゃ・・・
なんとか、修復して残して欲しいと思います。
by koji (2010-06-24 10:54)
Akira さん。
まいどです!コメントありがとうございます(^o^)丿
ね~壁紙、結構、いいですよね。
襖の雲母刷りみたいな手法だと思うんですけど、
光があたると、きらきらした、ストライプになるんですよ~
間仕切りのカーテンは、多分、そうだと思います。部屋も南側だったし。
天子南面す。には当てはまっていなのですが、
皇室管理の建物ではないので・・・
by koji (2010-06-24 10:58)
h-yngwa さん。
まいどです!コメントありがとうございます~
ちょっとって、とぼとぼ歩いて、30分ぐらい。笑
だいたい、2kmぐらいだったと思います。
そうなんですよ!修復したてで、ぴかぴかよりも、
このぐらい、打ち捨てられ感が、物々しくて、見るほうは、
はっとしますよね。
by koji (2010-06-24 11:00)