虹の向こう側 ハイデルベルグ その30 [ドイツ]
もう、前回が、ずっと前のような気がしますね。自転車でシュパイアーにたどり着いて、大聖堂の中に入るところです。
玄関ホール、北側の彫刻です。ちなみに、この大聖堂は、日本語のパンフレットが置いてありました!
せっかくなので、シュパアーについて。
「シュパイヤー大聖堂は、世界でも巨大なロマネスク様式の教会として、美術史上重要視されています(約1030年ー1124年建設)。文化史では、この大聖堂は、中世の帝政思想が具現化されていると言われています。そして建築当初から現在に至り、ここシュパイヤーの司教のための教会として、大聖堂は存在しています。たとえこの小さな案内書が何かと手助けになろうとも、この素晴らしい建築の経験メッセージを理解するには、芸術、歴史、宗教は分離されずに統一され、常にこれらは一緒に考慮されます。」
ということです。宗教的な建築物なので、その美術史側面からだけみても、この教会は理解できないと、書いてありました。それは、信仰している人を無視して、建物だけ見ても、意味のないものだということですね。
正面玄関を入ってすぐの眺めです。中央の身廊の様子です。
思ったより質素です。装飾がほとんどないのは、ロマネスク様式の特徴だそうです。
ちなみに、柱の数とか、アーチの数とか、いろいろ聖書に関係のある数字を使っているそうです。
この眺めで、一番最初に目に入ってくるのは、中央空中の大きな王冠です。
天井からつるされた十字架です。先ほどの、王冠の奥にあります。
主祭壇の向かって左手に、マリア様です。
よくみると、ドイツ人の顔のマリア様です。
側廊の様子です。広々していますね。
ええ~これだけ?と、お思いの方。地下墳墓も見てきました。
それにしても、ものすごく質素です。世界遺産に登録されていますが、なにがそんなにすごいのか・・・
今、ロマネスク様式はほとんど残っていないようですが、こちらの教会はそれを忠実に残していることがすごいのだそうです。
ひたすら規模は大きいです。アーチが丸いのに、これだけ大きいのは驚異的です。アーチの頂点がとがっていると、力学の関係で、かなり建物は、高いものが立てられるようになりますが、丸いアーチの場合、横へ膨らむ力が強いので、どうしても、大きさに制限がかけられます。
というわけで、神聖な気持ちになりましたか?私は、さっぱり神聖な気持ちになれませんでした。汗
非キリスト教徒なのものそうだけど、なんか観光客ですごくざわついていて、しかも異様に大きいので、敬虔な気持ちになれませんでした。
せっかくなので、パンフレットに書いてある、祈りの言葉を唱えておきました。わざわざ日本語で書いてあるので、このぐらいの礼儀は尽くさないと、いけませんね。汗
「全能たる永遠の神よ。あなたは、私たちにイエス・キリストを生んだ浄福された聖母マリアを、すべての罪から守り、聖体と魂とをもって栄光たる天へと導きました。どうか私たちに、この希望のしるしと慰安を示し、そしてこの道に留まることをさせ、あなたの栄光へと導いてください。イエス・キリストの御名においてお祈りいたします。アーメン」
と、日本語で祝詞をあげてきました。汗
地下墳墓に続きます。
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宗教的意識は無くても
何処となく厳かな気持ちになりますね
by nano (2012-11-19 14:31)
綺麗なというか、大きいなというか…
静かな感じなら、神聖な気持ちになれるのかもしれないけれど。
現存していない様式を残しているということは大切なんでしょうね~
by Akira (2012-11-19 21:52)
nano さん。
まいどです!コメントありがとうございます!!
笑、パンフレットには、信仰が・・・と、、でも、おっしゃる通りです。
どうやって見ようが、感じ方はその人その人の自由です。
by koji (2012-11-21 12:06)
Akira さん。
まいどです!コメントありがとうございます(^^)/
ふふふ、そうなんですよ。大きいとしか表現のしようがないような・・・
ただ、人間らしい感情は排除されているので、たしかに厳かな感じです。
ドイツらしく、古いものを大切に・・・ですね。
by koji (2012-11-21 12:08)