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2013正月 着物編 [着物]

今年も、この企画です。

正月のために、着物を、仕立てました~

kimono1.jpg

用布です。表地、加賀紬(でも、牛首とかそいうい高級品ではないです。汗 いわゆるブランドでない地紬だと思います)経糸紺、緯糸太い黒(甘撚り)です。胴裏羽二重(正絹。笑)八掛、この前染めた、海老茶(正絹。笑)です。

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写真のコントラストが悪いですが、いつも通り、袖から縫います。

しつけがかけてあります。

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表を縫い合わせました。背縫い、脇縫い、衽を縫いました。

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裏の胴裏、裾廻しを縫い合わせて、背縫い、脇、衽を縫いました。

新しい白い胴裏が、すがすがしいですね。

kimono5.jpg

裾合わせをして、褄先にふき型をつくります。

背縫い、脇縫い、衽の縫い代を中綴じして、衿下を縫い合わせます

kimono6.jpg

衿付けの様子です。いろいろな衿の付け方があるようですが(たとえば、表裏衿で、表裏身頃をはさんで、4枚いっそくに縫うとか)、私の場合は、技術が未熟で、表裏身頃の調子を取りながら4枚いっそくは、うまくいかないので、表衿を、表裏身頃に、縫い付け、そのあと、裏襟を裏身頃をすくうようにくけます。そのほうが仕上がりがきれいなので・・・

今回は、特別に、というか、無意識に作業していて、写真を撮り忘れている、三つ衿芯を入れている様子をアップしました。笑

だから、何ということはありませんが、今様のペラペラの浴衣には入っていない三つ衿芯です。これは、衿肩開きの前身頃と、背中の布の段差をなくして、衿を落ち着かせるものです。

ペラペラの浴衣の前身頃の衿の中に入る部分は、斜めに切り捨てられているので、段差がなく、この三つ衿芯は必要ないというわけです。

kimono7.jpg

衿を付けました。

kimono8.jpg

先に作っておいた袖を身頃につ縫い付けました。

そのあと、裾綴じをします。

衿下に星じつけをします。

袖口にも星じつけをします。

完成です~

kimono9.jpg

今回の色のとりあわせです。表濃紺、裏海老茶です。衿の下の部分に白い糸で飾りしつけをしました。(写真中央)

この紬は、経緯の糸の色が違うので、全体が黒いまだらになることと、緯糸の撚りがとても甘いので、織組織の中で、糸がよれてしまうと、二度と戻らないしわになるので、水洗いは恐ろしくてできませんでした。

なので、少し硬いままです。地直しをしている間に熱が加わって少しずつ、柔らかくなってきました、新仕立物なので、少し張りがあったほうがいいと思って現状で満足です。

これから、何度か着るうちに、少しずつ柔らかくなってくると思います。!(^^)!


2013-01-10 13:32  nice!(8)  コメント(4)  トラックバック(0) 
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コメント 4

nano

新しく仕立てて新年を迎える
背中に一本筋が通って気合も入る?
いいですね~ヾ(∇'〃)
by nano (2013-01-10 14:58) 

koji

nanoさん。
まいどです!コメントありがとうございます!
そうですね~正月は、新仕立物・・・何でもいいのですが、
があると気持ちよく新年を迎えられますよね。
私は、自分に課した小さな挑戦ですが、果たすことができて、とても、うれしかったです。(^^)v
by koji (2013-01-12 16:55) 

Akira

とても素敵ですね~
色の取り合わせが好きな感じです♪
by Akira (2013-01-13 23:39) 

koji

Akira さん。
まいどです!コメントありがとうございます!
一回、大量に自分の好きな色を、八掛に染めると、
しばらくそればかり、使ってしまいますね。汗
それでも、私も、なかなかいい色合わせになったともっています。
(*´▽`*)
by koji (2013-01-14 09:41) 

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