出雲 幸参り その9 [日記]
出雲詣で、ぐずぐずしていたら、年を越してしまいましたね。汗
それでは、鰐淵寺の真の目的地へ、向かいます。
上の写真は、根本堂です。天正5年の建物です。
何かの建物があった、基壇の跡です。周りに、見事な紅葉が植わっています。
散り敷いた紅葉の錦の色がきれいです。
渓谷に配置された飛び石を渡って、参道を進みます。
渓谷の速い流れが境界のようです。空気が鮮烈になります。
山王七仏堂です。この左側のけものみちを通って、目的地へ向かいます。
片側は崖で、道はあるかなしかの、古びたものでした。
雨上りだったので、山土が滑りやすく、スーツのズボンのすそが、汚れましたが、まあ、ここまで来たら、振り返らずに進みます。
この道を登りきると、東屋風の建物があって、道は途絶えていました。
私は、一瞬、道を間違えたかと思いましたが、渓流があるので、大きな岩の裏側にまわってみました。
踏み石もない渓流を何とかわたって見えてきたのが、この風景でした。
崖の上にあるのが蔵王堂です。 浮浪滝の滔々と流れ落ちる裏側に、ひっそりと鎮座しています。
元々、修験道の聖地だったようなので、本当に人跡絶えたる山の中という感じでした。
辺りは、しーんと静まり返って、どこかでヒヨドリが鋭く鳴く声が聞こえるだけの、清澄な場所でした。不思議と滝の落ちる音は響いていませんでした。
人間が一人立っている場所もないような小さな石の上に、ふらふら立っていると、
午前中に降っていた雨も、これを見せてくださるための、御計らいのようなきがして、
私は、ありがたさをしみじみ感じていました。
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ホント、凛とした雰囲気が伝わってきますね。
こういう雰囲気は良いですよね(^^)
by Akira (2014-01-16 21:35)
Akira さん。
まいどです!コメントありがとうございます~(*´▽`*)
はい私も本当にそう思います。
雨が降らない時などは、滝はないこともあるそうなので、
本当にみられるかどうかは、運ですね。
良いものを見させていただきました。!(^^)!
by koji (2014-01-18 14:02)
こんばんは。参道と言い、山王七仏堂といい、そして滝の裏側のお堂といい、自然と一体になった景観は神秘的で圧倒されますね。
by whitered (2014-01-20 18:29)
whitered さん。
まいどです!コメントありがとうございます~!
まさに、おっしゃる通りです。自然と一体になったという感じでした。
全部整備されていて、整えられているなら、こんなに美しいと思わなかったかもしれません。ある程度は当然、人の手が入って、手入れをしてくださっていると思いますが、それを、見せないのがすごいなあと思いました。
出雲大社が、非常にハレの日で混雑していたので、対照的に静まり返った感じが、とても印象的でした。(^◇^)
by koji (2014-01-27 08:49)