SSブログ

出雲 幸参り その9 [日記]

出雲詣で、ぐずぐずしていたら、年を越してしまいましたね。汗

izumo31.jpg

それでは、鰐淵寺の真の目的地へ、向かいます。

上の写真は、根本堂です。天正5年の建物です。

izumo33.jpg

何かの建物があった、基壇の跡です。周りに、見事な紅葉が植わっています。

散り敷いた紅葉の錦の色がきれいです。

 izumo34.jpg

渓谷に配置された飛び石を渡って、参道を進みます。

渓谷の速い流れが境界のようです。空気が鮮烈になります。

izumo35.jpg 

山王七仏堂です。この左側のけものみちを通って、目的地へ向かいます。

 izumo36.jpg

片側は崖で、道はあるかなしかの、古びたものでした。

雨上りだったので、山土が滑りやすく、スーツのズボンのすそが、汚れましたが、まあ、ここまで来たら、振り返らずに進みます。

この道を登りきると、東屋風の建物があって、道は途絶えていました。

私は、一瞬、道を間違えたかと思いましたが、渓流があるので、大きな岩の裏側にまわってみました。

 izumo38.1.jpg

踏み石もない渓流を何とかわたって見えてきたのが、この風景でした。

崖の上にあるのが蔵王堂です。 浮浪滝の滔々と流れ落ちる裏側に、ひっそりと鎮座しています。

元々、修験道の聖地だったようなので、本当に人跡絶えたる山の中という感じでした。

辺りは、しーんと静まり返って、どこかでヒヨドリが鋭く鳴く声が聞こえるだけの、清澄な場所でした。不思議と滝の落ちる音は響いていませんでした。

人間が一人立っている場所もないような小さな石の上に、ふらふら立っていると、

午前中に降っていた雨も、これを見せてくださるための、御計らいのようなきがして、

私は、ありがたさをしみじみ感じていました。 


2014-01-16 11:07  nice!(10)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 10

コメント 4

Akira

ホント、凛とした雰囲気が伝わってきますね。
こういう雰囲気は良いですよね(^^)
by Akira (2014-01-16 21:35) 

koji

Akira さん。
まいどです!コメントありがとうございます~(*´▽`*)
はい私も本当にそう思います。
雨が降らない時などは、滝はないこともあるそうなので、
本当にみられるかどうかは、運ですね。
良いものを見させていただきました。!(^^)!
by koji (2014-01-18 14:02) 

whitered

こんばんは。参道と言い、山王七仏堂といい、そして滝の裏側のお堂といい、自然と一体になった景観は神秘的で圧倒されますね。
by whitered (2014-01-20 18:29) 

koji

whitered さん。
まいどです!コメントありがとうございます~!
まさに、おっしゃる通りです。自然と一体になったという感じでした。
全部整備されていて、整えられているなら、こんなに美しいと思わなかったかもしれません。ある程度は当然、人の手が入って、手入れをしてくださっていると思いますが、それを、見せないのがすごいなあと思いました。
出雲大社が、非常にハレの日で混雑していたので、対照的に静まり返った感じが、とても印象的でした。(^◇^)
by koji (2014-01-27 08:49) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 
2014 着物出雲 幸参り その10 ブログトップ

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。