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京都国立博物館 2014・10・11 [京都Kyoto]

先週末は台風19号の近づく中、京都国立博物館へ行ってきました。

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新館が完成して、いよいよ京博の個性全開の展覧会です。

じつは、同時に、

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スーパー企画展 国宝・鳥獣戯画 展が本館で開催されています。汗 

連休ということもあって、鳥獣戯画展は、もう、3時間4時間の長蛇の列。大盛況です。

私は、(時間がなくて)行列できないので、新館の方へむかいます。

パンフレットにある通り、「ズラリ国宝、ずらり重文」です。とにかく、国宝様の嵐です。

展示室入ってすぐに大きな仏教美術のホールがあります。東博の順路式だと、仏教彫刻の部屋が一番初めにありますが、こちらは、この仏教彫刻のホールに面して、各展示室が配置されています。

また、ベンチが配置してあるので、国宝、重文の圧倒された来客も、休むことができます。

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 重要文化財 菊に棕櫚模様帷子

です。着物が好きな人には、おなじみですが、今回初めて実物を見ました。資料によると、着丈155.1cmということですが、ケースの中に入っていて、目の高さに肩山がくるので、相当小さく見えます。

当時の着装をみると、多少裾を曳いています。だいたい135cm~140cmぐらいの身長の方の御料だったのでしょうか。 

夏の帷子ですが、豪華に刺繍や絞りが施してあります。「ひいながた」そのままの模様付けの着物が現存していることは、とても珍しいことのようです。

小袖はこのほかにも(日本美術の)教科書で見たような 有名どころが、ずらずら~と勢ぞろいしていました。さすが、京都です。

国宝様、重要などでは、雪舟が普通に展示してあって、なにか京都国立博物館の底力を見せつけられた感じでした。 

中世絵画部門では、

国宝 瓢鮎図 如拙 が出ていました。 これを、私は、「瓢箪ナマズ」と呼んでいましたが、「ひょうねんず 」という名前らしいです。

 近世絵画部門では

狩野永徳 洛外有楽図屏風ですね。嵐山の渡月橋とか、にぎわう人々の姿とか、見ごたえがあります。

阿国歌舞伎図屏風 は、おなじみですが、よく言われている、屏風という立体で見ると、阿国のいる左から3扇目に対面する右から3扇目の高いところに設けられた桟敷席の貴人は、向かい合っていて、阿国が手招きしているように見えます。また、本紙を取り巻く額縁の裂が、非常にこっています。

中国絵画では、李唐 山水図 附絹本墨画楊柳観音図一幅 国宝 で、真ん中の観音様の絵はなくて、左右の仙人のような人たちの絵がありましたが、同行した方の話では、左右逆の展示になっているということでした。

というわけで、今回は、画像が少なくてすみません。汗

今回の掲載画像はすべて、京都国立博物館からの参照です。 

鳥獣戯画 展は、閉館間際に、ちらっと拝見いたしましたが、まだまだものすごい行列だったので断念しました。汗 

 


2014-10-16 10:41  nice!(6)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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コメント 2

Akira

菊に棕櫚模様帷子、小さいですね…
素敵な模様ですね。
いろんな名作が展示されているんですね。
by Akira (2014-10-20 21:06) 

koji

Akira さん。
まいどです。コメントありがとうございます!
そうなんですよ。東京国立博物館で時々拝見する、古い小袖も、やはり、小ぶりに見えます。
今回は、新築なので、特に気合を入れて、国宝様が目白押しでした。笑
by koji (2014-10-21 16:57) 

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