大袿おおうちぎ

2015年　お正月　着物編　[着物] [編集]

今年の正月のために仕立てた着物です。

いつも通り、袖から仕立てます。

用布は、縞お召、正絹胴裏、薄い水色の八掛です。 

お召は、初めてしたてます。お召というものは、先染めの糸で織りだしたちりめん生地のことで、通常のちりめんよりも、腰のある風合いです。昔は、縞お召は、女性の準礼装でしたね。

さて、今回の反物は布幅が、35cmしかありませんでした。はっきり言って、男物を仕立てるのは、かなりギリギリです。袖幅、肩幅が取れなくなる可能性があります。

慎重に積もって、袖を縫います。

表裏、別々に身頃を縫い合わせ、裾合わせをして、綿をふきにいれます。その後、裏表の縫いしろを中綴じします。

表身頃の内揚げは、腰で、裏身頃の内揚げは、肩でします。

衿を付けました。

まだ広衿のままで、くけてありません。

袖を身頃に縫い付けて、完成です～

さっそく、お正月の初詣に新仕立物を着ていきました。

身幅は、布幅が35ｃｍでも、余裕をもって作れますが、裄がかなりぎりぎりです。

少し寒そうに、見えますね。実際、小雪が少し舞っていました。

というわけで、列の待ち時間には、コートとマフラーでしっかり防寒していました。 

コメント 2

素敵なお召ですね～(^'^)
似合ってらっしゃる♪
by Akira (2015-01-13 23:17) 

Akira さん。
まいどです！コメントありがとうございます！
ありがとうございます。縞は粋になりすぎるので気を付けていますが、今回は、なんとか落ち着いた感じになりました。
(*´▽｀*)
by koji (2015-01-14 12:18) 

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